大学入試に倍率は関係ない!倍率が高くても挑戦すべき理由

 

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この記事を書いている人 - WRITER -
オンライン物理塾長あっきー。高3秋から1か月で40点点上げ、センター試験では満点を取り、その経験を活かし塾講師として活躍。塾・学校・参考書の内容やカリキュラムに違和感を感じ数多くの高校生を救うため、大学2年生で「受験物理Set Up」を開設。多くの高校生が活用するサイトに発展し、現在「合格への道」で勉強法に特化した受験サポートを行う。

どうも!オンライン物理塾長あっきーです

あっきー

私の志望大学の倍率が5倍以上あって受かるか不安です。。。

リケジョになりたいAIさん

こんな悩みを解決してきます。

受験生なら1度は気にしますよね、倍率。倍率が高いとライバルが多く、合格できるか不安になりますよね。

結論から言います。

大学受験で倍率は関係ありません!

 

この記事では、大学受験において倍率の高さに不安を感じる必要がない理由をお伝えします。

最後まで読むことで、倍率という文字が頭から離れ、勉強に集中できるようになります。

 

大学入試の倍率とは?

そもそも、倍率はどのように計算されるんでしょう?

大学受験には2つの倍率があります。

  • 志願倍率
  • 実質倍率

 

志願倍率とは?

志願倍率とは「願書を提出した時点での倍率」を表します。

計算方法は以下のように計算されます。

志願倍率=志願者数 ÷ 募集人数

この時点では受けるかどうか分からない人も含まれています。

 

実質倍率とは?

実質倍率は「実際に試験を受けた時点の倍率」を表します。

実質倍率は以下のように表せます。

実質倍率=受験者数 ÷ 募集人数

実際に試験会場に来て、試験を受けた人のみを含めた倍率です。

 

大学入試で倍率は気にしなくても良い理由

大学入試の倍率を見て「めっちゃ高いじゃん!どうしよう」と思ってしまう受験生も多いですね。

国立大学でトップの倍率を誇る東工大では2019年、第5類(情報工学)の志願倍率は9.8倍でした。

早稲田大学は4~7倍、慶応大学では3.5倍くらいです。

どの大学でも3,4倍はあります。

3,4倍となると高校受験の比にはなりませんし、受かるがしないと思いますよね?東工大なんて・・・

しかし、大学入試において倍率なんて関係ないです。

 

大学入試は合格最低点を取れば合格できる

大事なのは、どれくらい点数を取れば合格するか?」です。

600点中600点取ろうが、350点取ろうが、合格最低点が350点ならどっちも「合格」なんです。

倍率が高くなれば最低点のハードルも高くなるように思いますよね?

ですが意外なことに、いくらライバルがいようと合格最低点を取るハードルは変わらないのです。

倍率は増えても合格最低点は変わらない

ここが一番重要です。倍率が増えても合格最低点も高くなるわけではありません。

(()は志願倍率、および満点の数値です。)

東工大の第5類は2019年の倍率が2018年の2.3倍も大きいですが、合格最低点は低くなってます。

早稲田は少しずつ倍率が下がってますが、最低点は上がっています。

横浜国大も同じです。

倍率が上がっても合格最低点は下がることもあるし、逆に倍率が下がっても合格最低点が上がることは多いのです。

 

 

倍率はあくまで「予定」の数値

倍率は結局のところ「ライバルがどれだけいるか?」を表しているだけにすぎません。

どれだけライバルがいようと実力があって、当日のコンディションが良ければ受かるのです。

また、受験前は志願倍率しか見れないので志願倍率を気にしすぎますが、どっちかといえば実質倍率の方が大事ですよね。

そして実質倍率は志願倍率より低くなります。1倍ほど下がることも多いです。

1倍下がれば受験者数が50人~100人ほど減ることになります。

そんな「予定」の数値を見たところでしょうがないのです。

 

記念受験や併願の人が多い

また受験生のタイプもそれぞれです。

私立大学は併願校として受ける受験生も多いです。併願で受ける人は国立大に命かけてます。

なのであなたが私立専願でその大学の対策をバッチリしていれば十分受かります。

また、併願の人にとっても周りは併願の人ばかりなので、十分戦える位置にあります。

 

国立大学は併願はありませんが、「センター試験に失敗したから受ける」という人もかなりいます。

そのような人に比べれば、あなたは前もって過去問等で対策をしてきているわけですから圧倒的に有利なのです。

最初から志望校を貫き通していればライバルはどんどん減っていくのです。

 

大学入試は倍率が高くてもやることは変わらない

「ライバルの数」で考えれば確かに倍率が多いほどきつくなります。

しかし、今見たように入試は「点数」で決まります。

点数はライバルの数に関係ありませんよね。どれだけ問題が解けるか?という自分との勝負にすぎません。

ライバルが少ないから手を抜いて良いわけではありません。ライバルが多いからといって飛び抜けた何かを身に付ける必要はありません。

倍率が5倍だろうと10倍だろうとやることは変わらないのです。

 

点数を取りにいく勉強法は?

倍率ではなく点数が大事だということが分かりましたね。

では、点数を重視するためにどんな目標を立て、勉強をしていけば良いか3つ教えます。

 

ボーダーラインを定める

合格最低点を取れば合格できると言いましたが、合格最低点を狙いにいくのではありません。

「これくらい取れば受かる」というボーダーラインを取りに行くのです。

例えば東工大。東工大は1問の配点が大きいので合格最低点の振れ幅が大きいです。

ですが、よく見れば450点にはどれも届いていません。2017年以前も400点前後です。ですから、東工大を目指すなら450点をボーダーラインとして勉強します。ちょうど6割です。

早稲田も、220~240点がボーダーラインだと言えるでしょう。やはり6割くらいですね。

大学によりますが、6割を目指す勉強をしていけばいいのです。

 

ワンランク上の大学を目指す

また、志望大学を目指すのは当たり前ですが、勉強する場合には志望大学の一個上のレベルを目指した方が良いです。

横浜国大なら北大、東北大、東工大など。

東工大なら京大、東大などを目指すつもりで勉強に臨んだ方が良いです。

僕は東工大のを目指して過去問を解いていました。東工大の数学は5問あって、昔の年だと習っていない「行列」が出てくることもあったので、その埋め合わせとして東大の過去問から1問もってきていました。

僕が早稲田に対策ほぼ0で合格したのも、東工大に向けて勉強していたからだと思います。

ワンランク上の大学へ向けて勉強することで、自然とボーダーラインを超えることができます。

ただ、志望校の特徴もあるので、なるべく特徴にあった大学を選んだ方がいいですね。

 

ボーダーラインを見極めたうえで各教科の対策を練る

ボーダーラインを見極めることで、各教科どれくらい点数を取ればいいのか作戦を練ることができます。

6割を目指すにあたって、「各教科で6割を目指すのか」「英語が苦手だから5割5分にして数学で6割5分取るのか?」など考えておきます。

さらに、各教科でその点数を取るための方法も練りましょう。

例えば、微積の問題が5問中3問確実に出ると分かっているなら微積を集中的に勉強すれば6割はとれるわけです。

入試傾向を知り、自分の得意不得意と見比べながら各教科の対策を考えていくと効率よく勉強ができます。

 

大学受験で不安を感じるなら

ボーダーラインを狙う気持ちを持てば倍率なんてどうでもよくなりますよね。

とは言っても、人間そんな単純じゃないです。

「やっぱり倍率を気にしちゃって不安になる」と今でも思ってしまう方もいるでしょう。

それは倍率が高いというのと同時に「間に合わない」という気持ちもあるからです。

そんな不安や焦りを感じているあなたにぜひ、こちらの記事を読んでほしいと思います。

 

まとめ:大学入試の倍率は無視!できることをやろう

いかがでしたか?

とにかく倍率が高かろうと低かろうとやることは変わりません。

倍率が高いからと焦って入試直前に過去問を5年分解くのは無駄です。

基礎ができてないのに、名門の森を解いたって無駄です。

いままでやってきたことを、これからも淡々とこなしていった人が勝てます。

 

何かあればコメントください。物理攻略合宿に参加いただければ優先的に悩みを聞きます!

それでは。

この記事を書いている人 - WRITER -
オンライン物理塾長あっきー。高3秋から1か月で40点点上げ、センター試験では満点を取り、その経験を活かし塾講師として活躍。塾・学校・参考書の内容やカリキュラムに違和感を感じ数多くの高校生を救うため、大学2年生で「受験物理Set Up」を開設。多くの高校生が活用するサイトに発展し、現在「合格への道」で勉強法に特化した受験サポートを行う。

Comment

  1. うれく より:

    二次試験が間近に迫り緊張を感じていましたが、この記事を読んで、「ボーダーラインを目指せばいい」ということを自覚し気持ちが軽くなりました。
    筆者が、同じく受験に苦しんだ先輩であることが窺えるとても熱心な文章でした。元気をもらえました。ありがとうございます。

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