【受験勉強】現役早大生が教える過去問の使い方!

 

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オンライン物理塾長あっきー。高3秋から1か月で40点点上げ、センター試験では満点を取り、その経験を活かし塾講師として活躍。塾・学校・参考書の内容やカリキュラムに違和感を感じ数多くの高校生を救うため、大学2年生で「受験物理Set Up」を開設。多くの高校生が活用するサイトに発展し、現在「合格への道」で勉強法に特化した受験サポートを行う。

どうも!オンライン物理塾長あっきーです

オンライン物理塾長あっきー

11月に入ろうしているのでそろそろ過去問に入ろうと思っているんですけど、過去問はどうやって使えば良いでしょうか?

リケジョ志望のAIさん

今回はこの悩みを解決していきます。

10月~11月頃から本格的に過去問を使う人が増えると思います。早い人なら夏休み明けに始める人もいると思います。

結論から言うと、過去問をやるだけで学力は上がりません。過去問の使い方が分かっていないと時間の無駄になります。

 

この記事では、過去問の特徴をお伝えし、それを踏まえて過去問を使う方法を教えます。

最後まで読んですぐに過去問に取り掛かってください。

 

過去問の目的とは?

最初に1つ言っておきます。過去問は問題集ではありません。

これがものすごい大事です。

学力を伸ばすには過去問をやるよりも問題集を解く方が良いです。問題集は理解度を確認するために作られており、段階的にレベルを踏んで、習った単元をピンポイントでアウトプットできるからです。

過去問のポイントは2つです。

  • 傾向と時間配分
  • ヒントなしの実力確認

特に二つめの実力確認が非常に重要です。

 

傾向と時間配分

 

過去問を解いていると何となくこういうの問われやすいなというのが分かります。

「毎年微積が2問出てる」や「ここ3年は複素数平面が毎年出てるな」などです。

これを見極めることで入試本番である程度心の準備をすることができます。

今まで複素数平面の問題がいきなり出てきて焦るよりも、「出るかも」と思っておいた方が良いのです。

 

また、大学によって時間もボリュームも違います。本番を意識してどれくらいのペースで解けばいいのかを身に付けておくことで本番も焦らずに解くことができます。

 

つまり、過去問で傾向と時間配分と把握しておくのは本番のコンディションを良くするためです。コンディションを良くする理由についてはこちらで説明しています。

 

ヒントなしの実力確認

 

これは問題集ではできない重要なポイントです。

問題集では各単元の理解を深めるために作られています。つまり、どの知識を使えば解けるのかが目に見えているのです。

問題集には各問題に表題がありますよね。「モーメントのつり合い」とか「保存力」とか。

これを見てしまうと問題を読む前から何をすべきかがある程度見えてしまうわけです。

しかし、入試問題は表題もヒントもありません。今まで集めた知識からランダムに出されるわけです。

そのため、問題を見たうえで「何をやるべきか」と考えることになり、真の実力が知れるのです。

真の実力を知ったうえで復習をすることで初めて過去問は意味をなしてきます。

 

過去問は全教科?それとも1教科?

過去問の取り組み方として、2つの方法があります。

1年ずつやる方法

1教科を一気にやる方法

1年ずつやるメリットは、本番の時間割通りやることで本番を意識した演習ができることにあります。

1教科を一気にやるメリットは、特定の教科の理解度を一気に上げることにあります。

 

それぞれのメリットに合わせて行っていくといいでしょう。

ただ、問題集をやりこむことで、また参考書の内容を反復することで理解度は高められるので本番を意識した演習を行った方が僕は良いと思います。

 

過去問の復習方法とは

過去問で大事なことは復習です。

問題集ではないので、自分で復習をしていかないと無駄になってしまいます。

そこで過去問の最も効果的な復習方法を教えていきます。

 

「バッチリ理解」と「あやふや理解」を分ける

 

過去問では間違えた問題で必ずバッチリ理解できたところとあやふや理解な理解だったところを洗い出します。

例えば、「エネルギー保存則」といっても様々な要素があります

  • エネルギー保存則の公式そのもの
  • 1物体での使い方
  • 2物体での使いかた
  • 重心を使う場合の考え方

理解のポイントはいくつもあるわけです。

「エネルギー保存則の公式はバッチリ覚えてたんだけど、重心が出てきたときに使えなかった」というのに、エネルギー保存則の導出をして公式を理解する意味は全くありませんよね。

重心を使ったエネルギー保存則について理解をしなければいけないのです。

このように、あやふやな部分を洗い出してそこを参考書なり、問題集の類題なりで徹底的に理解するのです。

 

赤本の解説は基本的に信じない

 

また、赤本などの解説は基本的に信じてはいけません。

理由は簡単です。入試で使える解法ではないです。

僕は東工大の過去問を10年以上解いたり、併願校の過去問も2,3年解いてます。

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なのでわかります。本当に使えないです。

過去問の解説はある程度の道筋にはなりますが、「ん?何言ってるの?」と疑問に思う表現、解法がたくさん出てきます。

その時に、「そういうものなのか」と暗記に走ってはいけません。

できる限り今までの知識で、今までやってきたことの組み合わせで解けないかを考えるのです。それで導いた解き方が正しい解き方です。

疑問に思うことは自分なりの解説に置き換えるつもりで復習をしましょう。

 

過去問はいつから始めればいい?

「過去問をいつから始めればいい?」という質問をよく聞きます。

本格的に始めるのは夏休み明け~11月が良いです。

10月頃になれば、ある程度の範囲の勉強はできていますし、過去問を解けるほどの力は身についています。

また、復習してさらに磨きをかけるにも良い時期なので夏休み明け~11月がおすすめです。

 

しかし、高3のはじめや夏休み前に数年分やるのも良いです。

これは解くことが目的ではなくて「こういうことをやる必要があるんだ」という勉強の指針を見ることです。

おそらく1問も解けないかもしれません。しかし、最終的なレベルが分かるだけでもその後も勉強計画が立てやすくなるのでこの時期にやるのもいいでしょう。

 

大学受験では過去問は何年分やればいい?

過去問の話をすると絶対に「何年分解けばいいでしょう?」という質問がきます。これは正直人によります。

全く基礎がなってない人が過去問を解いてもしょうがないですし、そうでなくても多く解くことを目標にしては復習がおろそかになります。

5年~10年をノルマとしてやることをオススメします

僕の場合は第1志望の東工大は12年分くらいやりました、そのほかセンター試験や併願は2,3年分です。

ただ、少しやりすぎた感はあるので、少し抑え気味で復習に時間を当てることをオススメします。

 

過去問を2周、3周やっている時間はない

過去問を2周、3周する前提で解く人がいますが、そんな時間はありません。

だいたいの人が10月~11月頃に過去問を解き始めますよね。

2次試験は1科目の時間が2時間~3時間ありますし、問題を解くだけでも6~8時間かかります。

そこに復習を加えますから、1年分の過去問をやり切るのに休日でも2~3日はかかります。学校のある平日だともっとかかります。

ですから、何周もやってる時間はありません。

また、問題集であろうと過去問であろうと1周目が一番力がつきます。初見の問題を解くわけですから当たり前ですよね。

なので1周でやり切るつもりで問題を解き、復習をこなしてください。

 

物理における過去問の重要性

僕は物理を教えているので物理において過去問の重要性をお伝えしておきます。

 

問題集と過去問では物理の形態がだいぶ違います。

問題集だと1つの状況設定が与えられて小問が3,4つ並ぶくらいでしょう。

しかし過去問は大問1個で小問が6つ、7つ続くのが普通です。

そして、その小問がつながっている場合がほとんどです。

つまり小問1の答えが小問2につながり、小問3につがなっていくことが多いです。

この前の答えを使うということに慣れるために過去問は非常に重要です。それを意識して取り組むと効果が出るかと思います。

 

まとめ:過去問は復習をガチれ

いかがでしかた?

過去問は復習が命です。

復習をガチれた人は合格に一気に近づきます。

過去問の使い方を把握して過去問に取り掛かってください。

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オンライン物理塾長あっきー。高3秋から1か月で40点点上げ、センター試験では満点を取り、その経験を活かし塾講師として活躍。塾・学校・参考書の内容やカリキュラムに違和感を感じ数多くの高校生を救うため、大学2年生で「受験物理Set Up」を開設。多くの高校生が活用するサイトに発展し、現在「合格への道」で勉強法に特化した受験サポートを行う。

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