焦るな!危険!受験勉強が間に合わないと思ったときの対処法

どうも!オンライン物理塾長あっきーです
あっきー
「受験に間に合う気がしません。どうしたらいいですか?」
僕は多くの受験生から受験勉強について質問がきますが、特に秋頃になるとこの質問が増えます。
これは僕も感じた経験がありますし、受験勉強が間に合わないと思ったときの対処法もわかりませんでした。
そんな不安や焦りは受験勉強に悪い影響を与えてしまいます。
しかし、不安や焦りを取り除く方法はあります。
この記事では、僕が実際に行っていた受験勉強が間に合わないと思ったときの対処法、そして受験を経験してから分かった対処法を紹介していきます。
最後まで読むことで、受験に間に合わないという不安や焦りを取り除くことができ、これからの勉強のモチベーションを上げることができます。
目次
「受験に間に合わない!」と焦る原因
「受験に間に合わない!」と落ち込むばかりで、その原因を考えたことが無い受験生が多いと思います。
そんな原因を考えてもしょうがない、そんな時間がないと思われますが、原因を見てみると悩む必要がない場合がほとんどです。
人に指摘される
勉強法やペースそして理解度を「大丈夫」だと自分が思っていても、先生や友達から「そのままでいける?」などと言われたときに受験生は不安に思います。
特に秋頃になると試験本番も間近ですし、半年ほど勉強してきたことを指摘されたわけですから、誰でも「間に合わない!」と不安になります。
ですが、人に指摘されたとしても問題集の問題が解ける実感があれば、また模試などのテストの点数が伸びていれば問題ありませんね。
模試の結果が悪い
また、模試の結果が悪いときも不安や焦りが募ってきます。
大きな変化が無かったり、秋になってもE判定だったりすると、落ち込んでしまいますよね。
これは、多くの受験生が模試の見方を間違えています。結果を見て分析するのが面倒なので全体の点数と判定だけを見て一喜一憂してしまうんです。
以下の記事で模試の分析の仕方を説明しています。ぜひチェックしてください。
学校の進度が遅い
学校の進度が遅い場合にも「間に合わない」と焦ります。
特に物理・化学は冬休み直前にやっと全単元が終わるという学校も多いと思います。そのため、演習量が少なかったり見直す時間が無かったりで不安になってしまいます。
これはほとんどの学校で同じ状況ですし、あなたの力で授業ペースを速めることはできません。
そこで、例えば予習を先にしておき授業を復習に使う。あるいは独学で攻略するようにしましょう。
このサイトは独学する人に対応しています。独学で勉強する方法は以下の記事を見てください。
不安にならない奴なんていない
ほとんどの受験生が間に合わないと思う原因は今挙げた3つです。
そして皆さん忘れがちなのですが、不安に思わない人なんていません。
みんな不安です。
「周りはそんなこと思ってないようだけど…」と思われがちですが、不安だけど間に合わないという弱音を吐きたくない、不安だからこそ勉強するしかない。
そのように考えているだけで、内心は不安だらけです。
間に合わないと考えてもしょうがない
間に合わないと考えても何も変わりません。
はっきり言いますが勉強しない限り伸びません。
不安に思うことを忘れるくらい、受験に必死になって勉強しやるべきことをやっていなければ何も変われません。
あなたの周りで伸びている人は受験に必死なんです。
「間に合わない」と考えているということは、どこかで勉強したくないと甘えている部分があるのです。
不安になること自体は良いこと
ですが、あなたが不安に思っているのであれば変わるチャンスはあります。
不安に思うのは最悪の状況を避ける反応の表れです。
不安に思うからこそ「もっとやらなきゃ」と思う。無意識のうちに受験に向き合っているのです。
不安に思わない人は今の自分に満足しちゃっている人です。それは、これ以上の成長を得ようとしないで受験から離れている気持ちの表れです。
今不安に思っているからこそ、あなたはここまで勉強を頑張ってきて、これから成長をしていきたいと望んでいるんです。
それを「行動」に移せるようになれば、不安に思うのも忘れ勉強に集中できます。
受験に間に合わないと思ったときの対処法
少し気持ちが楽になっていただけましたか?とはいえ、抽象的だったのでもっと具体的な対処法を知りたいですよね。
そこで、ここから受験に間に合わないと思ったときにやるべきことを2つ紹介したいと思います。
スケジュールを立て直す
スケジュールを見直してみることをオススメします。
「1日14時間勉強する」、「1週間で問題集1周」のような絶対に無理なスケジュールを立てていませんか?
このようなスケジュールを立ててしまい、全然こなせず「これでは間に合わない」と思ってしまうことがよくあります。
なのでスケジュールをもう一度見直してみる必要があります。そのために2つの点を確認しましょう。
模試の見直し
今まで受けた模試がある人は模試の結果を開いて見てください。そして、注目すべきところは二つです。
全体の正答率が高いが間違えてしまった問題
各科目で圧倒的に足を引っ張っている単元の問題
正答率が高い問題は、みんなができる問題であり絶対に落としてはいけません。
それを間違えたということは、理解不足や計算ミスなど何か要因があるはずです。まずはそれを洗い出しましょう。
また、各科目で圧倒的に足を引っ張っている単元を探します。「物理の運動量保存則」、「数学の2次関数」、「化学の構造決定」という具合です。
点数や判定ばかり気にしていた人はこのように、細かく見て次の勉強計画を立てていくべきです。
模試の見直しをするのが苦手、そんな時間がない
という方は僕のプログラムに参加してください。
僕のプログラムに参加された方には模試の分析をサポートしています。参加されることをオススメします。
捨てるところをすてる
また、真面目な受験生の人ほど完璧主義者ですべてを理解しようとします。すべての問題を解けるように頑張ります。
ですが、高校生活の短い間で全部を網羅できるわけがないのです。「間に合わない」と思う時期ならなおさらです。
大事なのは「捨てる勇気」です。
先ほど模試の見直しをしましたね。その時にすでにできている単元を重点的にやる必要はありますか?
また、入試にあまり出ない単元を重点的にやる必要はありますか?
単振動ができていないのに原子分野をやってもしょうがないですよね。
優先順位を決めて必ずやるべきことをまずは重点的にやりましょう!
スケジュールの立て方について詳しくはこちらに書いてあります。必ずチェックしましょう。
人に相談する
また、人に相談することも効果的です。
1人で抱え込んでしまうとどんどん気持ちが下がってしまいます。
先生や友人に不安を口にするだけでも気持ちは晴れますし、自分では気づかなかった解決策が見つかるかもしれません。
僕も相談は受け付けています。ただし、常に多くのメッセージをいただくので個別に対応してほしい方は僕のプログラムに参加してください。1週間の無料のプログラムもありますのでそちらにまずはご参加ください。
受験に間に合わなくてもやることは同じ
受験に間に合わないという不安や焦りから逃れる考え方、そして具体的な対処法を教えました。
ですが、受験に間に合っても間に合わなくてもやることは変わりません。というより変えてはいけません。
基礎が分かってないなら基礎から勉強する
問題が全然解けないなら理解するところからやり直す
解くばかりではなく、必ず答え合わせと解説を読む
夏休みでも、冬休みでも、受験直前期でもやることはこれだけです。
受験期に近づくと違うことをやりたくなる気持ちはよくわかります。
だからと言って、単振動が分かってないのに過去問を解き続けても意味がありません。
やることはいつでも同じ。これは常に頭に入れておいてほしいです。
試験直前まで伸びるのは本当
そして、間に合わないと思っていても絶対にあきらめないでください。志望校を下げるような真似もしないでください。
なぜなら、受験生は試験直前まで伸びるからです。
勉強の成果は2,3か月ほど経って現れてきます。
10月~11月に勉強してきたことは1月~2月頃になって結果として現れてきます。
ですから、今から勉強をコツコツ積み重ねればあと1回、2回の急成長は必ず起こります。
今は耐えの時期です。耐えて耐えて、試験直前に力を爆上げしましょう。
まとめ:不安だからこそ行動しよう
いかがでしたか?
受験に間に合わないかもというのは誰もが思っています。
不安だからこそ、その不安を消すために勉強をしていくしかないんです。
悩んでいる暇があるなら行動しよう!教科書を開くだけでもいい、ペンを持つだけでもいい、人に相談するだけでもいい。
「不安だから何もしない」。これだけは絶対にしないでほしいです。
1ミリでも良いから行動をしてください。それが合格につながっていきます。