受験勉強はいつから始める?【早いに越したことはないです】
どうも!オンライン物理塾長あっきーです
あっきー
高校2年生の頃から学校で志望校の話が出たり、個別面談があったり、授業中も徐々に受験勉強のやり方について話が出てくると思います。
ですが、高2から言われても実感湧かないですよね。
「受験勉強っていつから始めれば良いんだろう?」と考える人は多いと思います。
そこでこの記事では受験勉強はいつから始めればいいのか、現役の早稲田大学生が答えたいと思います。
結論から言うと、早いに越したことはないです。
目次
受験勉強は早いに越したことはない
受験勉強はいつ始めても良いです。そして、早ければ早いほど有利です。
受験勉強はよくマラソンに例えられます。
このマラソンはスタートもゴールも自分で設定できます。
いつ走り出してもOKです。東大と明治大では東大の方がゴールが遠いですが、どちらを選んでも変わりません。
しかし、期限は高3の3月までと決まっています。
早めにスタートすれば、ゆっくりなペースで走ることができます。逆に遅くスタートすれば、ゴールまでスピード上げて走らなければいけません。
スタートが早いほどより遠くに、より楽に走ることができます。
受験勉強は高2冬~高3夏に始める人が多い
こちらの記事に受験勉強を始める時期についてのアンケート結果が載せられています。
これを見ると高2秋から意識し始め、高3の春や夏から本格的に始める人が多いのが分かりますね。
高3の春くらいから部活を引退する人も多く、それを機会に受験勉強を始める人が多いです。
また、夏に始めるという人は、夏休みで授業がないのでここで本格的に始めるという人ですね。
夏まで部活がある人も多いので、春は授業のみ受け、夏休みで一気に走り出すこともよくあります。
高3春から始めるとどれくらいの勉強時間になる?
多くの人が高3の春から始めのですが、この時期に始めた場合どれくらいの勉強時間になるか計算してみました。
詳しい話はこちらでしています。
ちょうど1年間勉強したとして、理想的な勉強ができると2585時間となります。
これは3か月半という期間に相当します。時間的には3か月半しかやっていません。
そして、理系の場合1科目あたりにかけられる時間は646時間です。これは1ヶ月を切ります。
実際には2100時間~2300時間くらいになりますので、高3の春から始めても時間はかなり短いというのが分かると思います。
受験勉強はいつ始めても後悔する
受験勉強はいつ始めても結局は後悔します。
高3夏に始めた人は、「高3春からやっておけば良かったなあ」と。
高3春に始めた人は、「高2の冬からやっておけば良かったなあ」と。
高2の冬から始めた人は、「毎日復習しておけば良かったなあ」と。
結局後悔はするものです。しかし、この後悔を最低限のものにすることはできます。
できる限り早く始めればいいのです。
受験勉強は何から始めるべき?
受験勉強は早くから始めれば有利なのは当然です。
しかし、何から始めればいいのか悩んでしまうかと思います。
そこで、各時期で何をすべきかを具体的に教えていきます。
いつから始めてもやるべきことは同じです
結論から言いますと、いつから始めてもやるべきことは一緒です。
高2の冬から始めようと高3の夏から始めようと、スタート位置は同じです。
全く基礎が固まっておらず、理解もできていないのにいきなり名門の森を解いたり、化学の重要問題集を解いても無意味です。
理解できていないなら正しく理解することから始める必要があります。
公式が覚えられていないなら公式を覚えるところから始める必要があります。
単語が覚えられていないなら長文読むよりもよりも単語を覚える必要があります。
いつから始めようとやるべきことは変わらないのです。
高1~高3の春から始める場合:毎日の復習でOK
高1~高2で始める場合、特別何かをする必要はありません。
勉強習慣をつけることと目標にやっていけばOKです。
高1~高2では学校の定期テストのためにちょこっと勉強をするだけの人が多いと思います。毎日家で勉強するという人はほとんどいませんね。
なので勉強習慣をつけることが大事です。
やり方は簡単で、毎日復習をしましょう。
1日3時間、4時間もやる必要はありません。
1日1時間で良いので、チャートを1問でも解いたり、セミナー物理を1問解いたりなどしていくことで理解も深まりますし、勉強習慣もつきます。
高3の夏から始める場合:捨てるものは捨てる
高3夏から始める場合は遅れてスタートすることになります。
なので、優先順位を人よりも意識する必要があります。
具体的には、模試の結果を振り返って、自分が苦手な部分と得意な部分を見極め、それらを徹底的に伸ばしていきます。
例えば、物理の光の干渉の問題が0点だったとします。光の干渉は入試でも頻出分野ですので、早急に対策をする必要があります。
すでにできていることは簡単に復習する程度にして、圧倒的に基礎力がないところをとにかく撲滅していくしかありません。
入試は6割取れれば受かります。すべてを完璧にこなそうとせず、出ないところをは捨てる。大事なところを深く勉強することが大事です。
受験勉強を始めるときには過去問を解いてみる
意外かもしれませんが、受験勉強を始めるときには1年分でも良いので過去問を解いてみましょう。
1問も解けなくても良いです。
見るべきポイントは次の2つです。
- 今までの理解でどれだけ通用するか
- 入試のレベルがどれくらいか
もし、入試問題を今の知識で解けたとしたら、そこに関してはかなり理解が深まっていることになります。全く勉強をしなくてよいわけではありませんが、その分野に時間をかけるべきではありません。
多くの問題は基本的に解けないです。ですが、「こんなレベルなのか」と何となく感じると思います。
それを把握しておけば何をすべきかがよくわかりますし、プランも立てやすいです。そして勉強を最大限に効率化できるのです。
受験勉強は量が一番大事です
いかがでしたか?
最後に1つ。合否は量が一番影響します。
結局いくら質を求めても、1時間勉強した人と、10時間勉強した人なら後者が絶対に勝ちます。
ですから受験勉強は早めに始めてください。